榮光ブログ

アメリカのリサイクル事情〜子供服のSWAP〜

こんにちは。暑い日々が続いております。夏服は冬服に比べると嵩張らないですが、汗をかいたり、水遊びをしたり、いつも以上にタオルを使用するなど、何かと洗濯が増える時期でもあります。古くて小さなアパートが立ち並ぶニューヨークでは、実は室内に洗濯機を完備している物件は少なく、多くのニューヨーカーはコインランドリーを利用しています。そのため服の数は必然的に多くなります。特に子供の場合、何度も洗濯&乾燥を繰り返すうちに縮んでしまったり、サイズがすぐに小さくなってしまったりと、大人に比べて必要な服の数が多いように感じます。もちろん新品を購入する人も多いですが、「お下がり」を楽しむニューヨーカーも多いのが現状です。

そんなお下がりを交換することをSwapといい、各地域で定期的に子供服のSwap会が開催されます。基本的には、穴やほつれ、多きなシミなどがない洗濯済みの不要な子供服を持ち寄り、自分が必要な新しいサイズの服を持ち帰るという古着の物物交換会です。必要なものが必要な人に繋がるように、受け取れる数を設定しているSwap会もあります。誰も引き取らなかったものはどうなるの?とご心配されている人もいるかと思います。その時は、各地域やコミュニティーで行われている衣類の寄附団体にお渡しします。

このSwap会ですが、ご近状や同世代のお子さんを持つご両親と会える機会になっていたり、定期的に行うようになると多くの子育て世代が集まる場ということで、子育てグッツなどのスポンサーがついたりします。また引き取り手のないものも、生地のリサイクル業者が買取った後、再生された生地となり、そして新たな商品に生まれ変わるというサイクルが生まれています。

こんなふうに、「お下がり」がSwap会として新しいコミュニティーを築き、次に繋がるビジネスへと進化しているところが、実にアメリカらしいとも感じる今日この頃。「必要なものを必要な人へ繋げる」ようなお仕事を心がけたいと思います。

長野県で解体業者をお探しの際はぜひ、株式会社榮光へ。